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-   ワイン作りについて  -

   ワイン作りは工程が少ないからこそ、よりシンプルに自然でいいと思います。そして、ただただ発酵が進むのを待ち、きちんと熟成を観察してあげることが重要です。
   ↑ここが本当に大切
   ワイン作りはやっぱり自然でいいという思いから、私たちは自然発酵を促し、酸化防止剤を僅かに駆使し、時には酸化防止剤を一切使わず、無補糖、無補酸、無清澄で、ワインを仕上げることがしばしばあります。健全なぶどうであることで、ぶどうに付着した天然酵母から自然に発酵が始まり、酸化防止剤を使わないことで、本来のワインの香りが開き、華やかで、苦みのない、より自然なワインの仕上がりにたどり着くことができます。ぶどうの質がよく糖分が高ければ、アルコールを上げるために補糖をすることはいらず、酸度があるのであれば、補酸をすることもいらないのです。自然発酵であることは、決して予測のつかない発酵の様子とワインの仕上がりを見せてくれ、魅力的です。
   出来上がりのワインがにごった状態で美味しい時は、無ろ過でワインを仕上げ、また、にごった成分を取り除いたほうが美味しい時には、素直にろ過をし、一つの銘柄で、無ろ過とろ過のワインの両方の飲み比べを楽しんでいただけます。無ろ過ワインは果肉と皮と酵母の成分を十分に含んでいるので、ろ過のワインに比べ、果実そのものを食べているかのようにジュース感を強く感じます。瓶底に酒石(結晶)や澱が出ますが、果実由来成分ですので品質に問題なく、ご安心くださいませ。
 
   また、私たちのワイン作りの方向性は、ぶどうやワイン本来の香りを重視し、切れ味のいい辛口、口に入って滑らかで、後味が穏やかに残ることを目指します。香りを重視するのは、多くの女性がワインを飲まれるときに、必ずといっていいほど香りから楽しまれるからです。辛口であることは、お料理とのペアリングを考えた時に、口の中をさっぱりさせる、油分を落とすといった効果で重要です。ワイナリーではレストランを併設し、ワインの仕上がりの際には、シェフのお料理との相性を、つまりはお食事に寄り添えるワインであることをワインの仕上げの際に確認いたします。
​   後の話は工場見学とレストランにて。みなさまのお越しをぜひお待ちしております。​        
深川ワイナリー醸造責任者 上野 浩輔
山梨大学工学部醸造学科を卒業後、滋賀で17年半、新潟で5ヶ月、ワインの醸造に携わってきたワイン醸造人。
JSA認定ワインアドバイザー
エノログ(ワイン醸造技術管理士)